屋根まわりの点検メンテナンスは大事です。スレート屋根編
最近、お家の天井から雨漏りしてしまったので直してほしいというお問い合わせがよくあります。
雨漏りの原因は屋根の場合屋根材の種類によりますが、概ね屋根材の性能の劣化、
屋根瓦を固定している金属線の経年劣化による断線及び屋根材のズレのより雨水が時間をかけ
浸水したものがほとんどです。屋根材から浸水した水は通常屋根材の下には防水紙という水を通さない紙が
貼られていますが年数が経つと防水紙自体も劣化してきます。
浸水した雨水が時間をかけて防水紙の劣化した箇所から漏水として室内に漏れてきます。
劣化した防水紙画像はこちら→
このまま雨漏りを放っておくと下地のベニヤ(野地板)も腐らせてしまい
直す時間も金額も膨れ上がってしまいます!
外壁と違って普段目視では確認できないところなので、
なかなか状況が把握できないので雨が漏れて初めて気が付くことがほとんどです。
今回は屋根材がスレート屋根の場合の補修工事を紹介致します
スレート屋根(カラーベスト、コロニアル屋根ともいわれます)はセメントを主に作られた屋根材で軽量で安価な屋根材ですが経年と共に割れやすくなる上、塗膜がなくなり水はけが悪くなるので苔汚れが付きやすくなります。苔汚れがたまってくるとさらに水はけが悪くなり屋根材が傷み最悪雨漏りへと繋がっていきます。
(写真参照)苔が付着している屋根です。放っておくと屋根が苔だらけになってしまいます。
これ以上の屋根の劣化を防ぐために、
①屋根の塗装工事
②屋根材の変更工事 の2つ工事方法があります。
①屋根の塗装工事
屋根を専用の塗料で塗りなおして水はけの性能をよくさせる方法です。
建物外部に作業足場を掛けるので通常外壁塗装と併せて行うのが一般的です。
塗装前に高圧洗浄機で苔汚れ、古い塗膜を洗い落とします。
塗装作業中
施工後写真
屋根材及び棟板金などの劣化状況等により塗装ではおすすめできない場合もあります
そんな場合は次の工法がおすすめできます。
②屋根材の変更工事(カバー工法)
既存の屋根材の上から新しい金属製屋根材をかぶせて葺く工法です。カバー工法とも言います。
屋根材も耐久性があり素材が軽いのでお家への負担も心配ありません。
施工前 既存の棟板金の浮き、屋根材の割れた個所が多数見られたのでこの工法で行いました。
施工中 既存の棟板金及び板金の木下地を撤去します。
施工中 その上から防水紙(ルーフィング)を貼ります。
施工中 新しい金属製屋根材を葺いて、棟板金を取り付けて完成です。工期は1週間ほどです。
(屋根形状、大きさにより変わります)
この工法も屋根の下地(野地板等)が傷んでいる場合は施工できませんので(その際は既存屋根を剥がして野地板張替工事など加わってきます)まず現状確認してからどこまで補修が必要かなどのご相談させていただく流れとなります。
点検等含め、お気軽にご相談くださいますようお願い申し上げます。
次回は瓦屋根の補修などご紹介いたします。
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